春だね


君が怖くないと今までの私も

嘘になりそうで怖くいてよ

帰っても帰っても帰れない家まで

逃げるように走る自転車のナンバー


幼い恋をして胸は生卵に

いらいらとはしゃいでるあの日の心臓

かなしいか さびしいか

それどころですらなかったのか


治らない傷の十五歳が

まだ許してはいない眼で

ぼんやりと川の向こう

春だね 春だね まだ もう


髪が乾かないと眠れない部屋の

嵐みたいな夜 まもりたかったのは

はんぶんこのアイスの片方

溶けていく 眺めてる


僕たちは見るに耐えられる

事実しか目に入れられない

やんだ雨 空 すみれ色

春だね 春だね あさ あざ


愛してた

ただ 間違えた


春だね 春だね 

春だね 春だね

ゆめ ゆめ きみ